「このシュークリームやばい」じゃ伝わらないー「形容詞を使わない大人の文章表現力」(石黒圭)

ショッピングで服屋に行けば、「かわいい、かわいい」。
食事に行けば、何を食べても、「やばい」、「おいしい」。
友人や彼氏彼女、夫婦などで一緒にいる場合はそれでも問題ありません。

ですが、ブログやメール、SNSなど人に情報を伝えたい場合には、これでは不十分です。

ではどうやって伝えるのか。
「形容詞を使わない大人の文章表現力」を読めばわかります。

「このシュークリームやばい」じゃ伝わらない

形容詞の中でも、「やばい」のように、両方の意味に捉えられる言葉には要注意です。

「このシュークリームやばい」

その場にいれば、表情や言葉の雰囲気でおいしいのかまずいのかが分かるでしょうが、文章ではそうはいきません。

ブログなどで、「おいしいシュークリームに出会ったので、このおいしさを共有したい」という意味で「やばい」のであれば、単に「おいしい」というだけでは不十分で、どういう風においしいかを詳細に伝える必要があります。

例えば、「第2章:個別性をもたせるオノマトペ」を使うとこんな感じでしょうか。

  • おいしいシュークリーム
    →「サクサクのシュー生地」と「トロッと濃厚なカスタードクリーム」、2つの食感のハーモニーを感じられるシュークリーム

別の例として、「第6章:出来事を用いる」で「うれしい」という形容詞を、出来事を用いて書き直してみますと、

  • 犬田熊に褒められて嬉しかった。
    →普段はあまのじゃくな犬田熊が、僕の例文を褒めてくれた。僕はウキウキと口笛を吹きながら帰路についた。

といった具合に、もともとの文章よりは状況がわかりやすくなっているのではないでしょうか。

他にも、数値を使って具体的に表現する、事情・背景を加えるなど、形容詞を使わずに書く方法が9章に渡り記されています。

スタンプにしても売れそうなハムスターが随所に登場し、文章も優しいため、さらっと読破できました。
ですが、内容は一橋大学の文章論を専門とする石黒教授が書いたしっかりしたものです。

ブログなどでも、「やばい」や「おいしい」といった形容詞表現を使ってしまうなぁという方は読んでみてもいいと思います。

 

ほな。


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